2013年8月1日木曜日

Emacsユーザーなら日本語入力はSKK使うっしょ!


日本語入力のソフトウェアとして有名なのはことえり、ATOK、Google日本語入力がありますが、EmacsユーザーならEmacs用に作られたSKKという日本語入力システムを使えばタイピングがもっと快適になる期待値が上がります。
SKK - Wikipedia
現在はMacのシステム全体で使う場合はAquaSKKというものがあり、Cocoa Emacs上で動くものにDDSKKがあります。

大衆向けの日本語入力システムとの大きな違いは
  • ひらがなの確定にエンターキー押さなくていい
  • 漢字と送りがなの境界を変換時ではなく入力時に決められる
  • Emacs風のショートカットキー
などが挙げられます。
具体的な使い方は後ほど説明します。

 インストール方法

AquaSKKは以下のサイトから最新版をダウンロードしましょう。
ダウンロード - AquaSKK - SourceForge.JP
インストーラ通りに進めればできます。

Emacs上のDDSKKは少し手間がかかります。
といってもほとんど以下の記事の通りにやればうまくいきます。
DDSKK 14.1 がリリースされたので、早速 .emacs.d へインストールしよう。 - 日々、とんは語る。
ただし、 DDSKKは既に15.1が出ていますしソースが置いてある場所も変わってるみたいです。
Apelは以下にあります。
Index of /elisp/dist/apel
DDSKKは以下にあります。
Index of /skk/maintrunk
なのでcurlの部分はこれらのURLにするか直ダウンロードしてください。

ここで追記

コメントでいただいたのですが、DDSKK14.2からはApelがいらないみたいです。
公式にも載ってました。

設定

以下のサイトの通りにやると幸せになれます。
Mac OSXにおける幸せなSKK環境を作る手順ひと通り - tagomorisのメモ置き場

僕はこれくらいしかまだ設定していません。

使い方

AquaSKK プロジェクト::インストールと初期設定にあるようにまずは動作確認をしましょう。
キーはC-jでひらがな入力方式になり、この状態から以下のキーを押すことで様々な入力方式に変わります。
  • q --- カタカナ
  • l --- 半角英数字
  • L --- 全角英数字
/や\も使えるみたいですが、僕はまだ使ってません。

動作確認やってみれば分かりますが、 漢字に変換する単語を大文字のアルファベットで始めます。
送りがなも含んだ変換を行う場合、送りがなの先頭も大文字にします。
以下はDDSKKの使い方ですが参考にしてみてください。
tips for skk -- skkの覚書

変換でスペース押しすぎて行きすぎた場合はバックスペースキーで戻れたりします。
辞書にない単語もその都度登録できたりします。
間違えて辞書に登録してしまったら、変換でその単語が出てきたら"X"(大文字)で削除できます。
C-gがキャンセルのコマンドになってるのでEmacsっぽいです。

SKKはこんな感じです!
シフトキーを酷使するので以下の設定をおすすめします!
Mac OS X で SandS (Space and Shift) を使う

追記

iTermとAquaSKKの相性が悪いのですが、以下のものを使えば問題ないです。
iTerm2 version 1.0 with AquaSKK support - ドレッシングのような

2 件のコメント :

  1. ddskk14.2からはapel不要です。

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  2. お得情報ありがとうございます。
    修正しておきました。

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