2016年3月25日金曜日

Mac OS Xのクリーンインストールで"This copy of ~ can't be verified"と出る時の対処法

OS Xのクリーンインストールをするときには、インストーラが入ったUSB等を使う人が多いかと思います。

インストーラUSBを使ってクリーンインストールを行う際に
"This copy of the install OS X ********* application can't be verified. It may have been corrupted or tampered with during download"
というエラーが出る場合があります。
今回はこの問題の解決法について紹介します。

このエラーが出る原因は
①本当にインストーラが破損している
②被インストールMacの時刻設定がおかしい
の2つです。
①の場合は、もう一度App Storeからインストーラをダウンロードして、インストーラUSBを作り直しましょう。
②についてですが、クリーンインストールするMacの時刻が入れるOS Xのリリース以前に設定されている場合、このエラーがでるようです。
(参照 Fixing OS X Install Errors “can’t be verified” and “error occurred while preparing the installation”)

ターミナルで
date
というコマンドを打てばMacで設定されている日付を確認できます。
表示される日付がおかしい(1970年とかになってる)ようなら、以下のように日付設定を変えましょう。
date 0324235916
この例では3月24日23:59、2016年に設定してあります。
このコマンドで現在の日付に合わせて上げればOKです。

最新のOS XをダウンロードしてUSB経由でクリーンインストールする場合は、
以上の方法で基本的には解決できるはずです。
しかし、Mavericks等の過去のバージョンを入れようとしている人は注意が必要です。

2016年2月14日にAppleがOS Xにおける認証システムをアップデートしたらしく、この日以前にダウンロードしたOS Xインストーラを使うと"This copy of ~"というエラーが出るようです。
(参照 PSA: Updated Apple certificate means old OS X installers don’t work anymore | Ars Technica)
しかし、このような場合でも先ほどのdateコマンドを使ってMacの日付を2016年2月14日以前に設定すれば、このエラーを回避することができます。(OSのリリース日以前にしないようにも気をつける)

以上です。
最新のOS Xが不満で以前のバージョンに戻そうとしている方、古いMacに古いOS Xを入れて使おうとしている人は気をつけましょう。



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